専攻部分は野菜、花卉、酪農、養鶏の4部門で学生はこの中の1部門を選択します。教員学生一体となって農業の楽しさ、厳しさを肌で感じながら生産・流通・経営知識・専門技術の習得を目指します。
広大な学校農場を実践教育の場としながら、農場を構成するそれぞれの部門が経営目標の達成を目指して、作物の作付けや家畜の飼養計画を立て、それにそって生産から販売まで一貫した管理運営を行っています。もちろん、その経営の実践には担当の先生が率先して当たっていますが、学生もそれに参加することによって、生きた生産技術と経営管理能力を身につけるというのが、本校の経営実践教育の特色です。
例えば作物園芸部門では、先生の指導のもと、野菜の数品目について播種から出荷までの管理を専攻の学生に任せます。それによって学生には責任感が生まれ、それをやり遂げることで深い喜びと達成感を得ることができ、同時に生きた技術と経営が学べます。
スィートコーンの収穫期予測システムの構築
ドローン等の活用によるセロリ芯腐病早期検知
ファインバブル水による野菜の成長促進
セロリ・ブロッコリー始め20種以上の野菜
土壌改良資材フルボ酸を用いた連作障害回避
天候不順・気象災害に対する回避策
春:パンジー・等の花壇苗の栽培と販売
秋:シクラメン・ベゴニア等鉢花の栽培と販売
ドライ用切り花の生産と商品化
寄せ植え等の体験型販売・花苗バイキング販売
移動式搾乳機による放牧酪農への転換
ファインバブル水による革新的産卵増大
放牧ジャージーソフトクリームのブランド化
平飼い方式による養鶏システムの導入
アニマルウェルフェア実証拠点農場の構築
特殊卵:アローカナの青い卵・有精卵
ベンチャー企業の知的集積とコラボする八ヶ岳フォーラム
保育者を対象とした滞在型食育体験研修会
農林技術アカデミーによる最新技術の習得
学科 | 定員 | 入学資格 | 専攻部門 | 教育目的 |
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研究科 (1年制) | 10名 | 大学・短大卒以上 | 野菜、花卉、酪農、養鶏 から1部門を選択 | 農業指導者 農業自営者 農業関連従事者 |
研究科 (7ヶ月短期 コース) | 若干名 | 大学・短大卒以上 | ||
専修科 (2年制) | 30名 | 高校卒以上 | 農業自営者 農業関連従事者 |
大学や農業大学校などで得た知識と本校での生産実習や経営実践を通じて、専門的農業技術と経営管理能力を兼ね備えた、新しい農業の経営者・指導者を養成します。
スケジュール
1.大規模圃場、畜産での徹底した専攻実習と講義・ゼミ及びプロジェクト研究によって、専門的な農業技術と農業経営能力を養います。
2.学生の自主性、独創性が発揮できる学生管理試験圃でチャレンジできます。
3.日本の優れた農家や農業法人にむける研修で、実践的技術や経営手法、農業観を学びます。
4.各種試験場、先進農業地域、市場の視察や優秀農家、各界専門家による特別講義を受けます。
農業経営/農村社会/農業政策/普及事業/海外事情/環境管理/地球環境と農業/食と健康/農畜産加工/農業概論/畜産概論/農業機械施設/農業簿記/生物学/土壌肥料概論/プロジェクト研究/先進農家研修
環境保護概論/作物栽培経営/野菜栽培経営/花卉栽培経営/土壌実験・演習/作物園芸ゼミ/乳牛飼養管理経営/養鶏飼養管理経営/畜産ゼミ
農畜産加工演習/情報処理演習/土壌分析・診断/機械分解整備/山林実習
スケジュール
・オールラウンド実習
半年間、全部門での実践学習です。幅広い農業分野が体験でき、10月からの専攻実習へとつながります。
・専攻実習
専攻部門での実習です。自分の畑、自分の畜舎でプロジェクト研究を行いながら、先生・学生一体となって1年間、農業の楽しさ、厳しさを肌で感じながら生産・流通・経営の知識、専門技術の修得を目指します。
・先進農家研修
校内実習では得られない先進農家や農業法人での農業体験学習です。1ヶ月間、生きた農業経営の学習や農家の農業観、農村社会のしくみなどを学習します。
・総括学習
選択科目による専門分野の充実・補完をはかるとともに、卒業論文をまとめます。
農業経営/農村社会/環境管理/地球環境と農業/食と健康/農畜産加工/農業概論/畜産概論/農業機械施設/農業簿記/生物学/土壌肥料概論/プロジェクト研究/先進農家研修
環境保護概論/作物栽培経営/野菜栽培経営/花卉栽培経営/土壌実験・演習/作物園芸ゼミ/乳牛飼養管理経営/養鶏飼養管理経営/畜産ゼミ
農畜産加工演習/情報処理演習/土壌分析・診断/機械分解整備/山林実習
トマト・キュウリ・ナス・ピーマンなどの果菜類と、地元特産のセルリー、レタス、ホウレンソウなどの葉菜類、バレイショ、スイートコーンなどを中心に栽培を行っています。 栽培面積は約20ha。 専攻生が各野菜を担当し、種まきから、定植、管理作業、収穫、出荷まで野菜栽培の基本技術と理論を体系的に学び、併せて試験・研究を実施しています。
ガラス温室6棟2000m²、鉄骨ハウス1棟660m²、パイプハウス1棟140m²に加え、よそでは滅多に無いペレットハウスが1棟あり、ここでその抜群の保温性を生かして冬期の育苗を行っています。 また春から秋にかけて花壇用の苗物や宿根草類や鉢花を栽培しています。秋期はシクラメンが主役です。
ホルスタイン種を主、ジャージー種140頭を飼育管理しています。 朝夕の搾乳を2回、午前中に給餌、糞出しを行い、午後には牛入れや、給餌、牛舎の清掃、修理などを行います。 育成牛は5月から10月まで放牧し、健康な牛を育てています。堆肥づくりも行い、畑や草地の土づくりに役立てています。 また、チーズ、アイスクリーム、ヨーグルトなどの乳製品加工についても、選択で学ぶことができます。
平飼い鶏舎を中心に、豊かな自然の中での放し飼いも行い、有精卵の生産も組み入れた、採卵鶏を飼育しています。 青い卵のアローカナ種も一部飼育し、毎日の実習を通して基本的な飼育技術、病気予防術、育雛による豊かな観察眼、経営能力について学習できます。
養豚では放牧養豚を目指し、アニマルウェルフェアを追求した飼養管理を目指しています。
・中央自動車道 諏訪南ICから約15分
・中央自動車道 小淵沢ICから約30分
・JR中央線 茅野駅下車 美濃戸口行きバス乗車 「八ヶ岳中央農業実践大学校前」バス停降車(乗車時間約30分)
※季節によりダイヤの変更があります。詳細は「アルピコ交通HP」でご確認ください。
JR中央線 茅野駅下車(タクシー乗車時間 約20分)